カウンセラー(セラピスト)とクライアントが
お互いの理解が深まって
「癒しの場」を一緒に作っていけたら
素敵だなって思います
トラウマ反応と
セラピストのジレンマ
セラピーのセッションをしていると
クライアントさんとの間で
「ズレ」が生まれる瞬間って
どうしてもありますよね。
そのズレが、信頼関係を築くのを
少し難しくしてしまうことがあって…。
セラピストとしては、
そこにジレンマを感じてしまいます。
先日、水島広子先生の
『トラウマの現実に向き合う』
を読んでいたら
この課題について深く考えさせられて。
今日は、そんな
「トラウマ反応」と「ジレンマ」について
みなさんと一緒に感じたことを
シェアしてみたいなと思います。
1.自分のトラウマに気づいていない
クライアントさんが多い
トラウマを抱えた
クライアントさんの多くは
自分の体験を「トラウマ」とは
思っていないことがよくあります。
たとえば
虐待や過酷な経験が「日常」だった場合
それが心に深い影響を与えているなんて
想像もしていないかもしれません。
それに、これ以上傷つくのが怖くて
自分のことを話すのに抵抗を感じる方
もいます。
解離が起こっている方だと
そもそも何が起きたのか思い出せなくて
言葉にすることすら難しい場合も。
セラピストとしては
「これはトラウマの影響かもしれない」
とわかっていても
クライアントさん自身がその気づきを
受け入れるまでには
時間がかかるんですよね。
トラウマが絡むケースでは
こんな風にお互いのペースが
合わないことも多くて。
信頼関係が育つまでは
なかなか核心にたどり着けない
こともあります。
「ああ、そうだったんだ!」と
腑に落ちる瞬間が来るまで
ゆっくり時間が流れる感じ。
私もセッションの中で
何気ない一言があとになって
「あれが大事なヒントだったんだ」
と気づくことがあります。
その場で見逃してしまったことを
悔やむこともあるけれど…。
でも、本を読んで改めて思うんです。
気づきって
時間をかけてやってくるもの。
それを受け入れる気持ちも大切だなって。
2.セラピストが「守り」に
入ることでズレが生じる
クライアントさんの中には
トラウマからくる独特の対人パターンを
持っている方もいます。
たとえば
- 治療者のちょっとした矛盾を敏感に
感じ取って、問い詰めてしまう
- 小さなきっかけで怒りが溢れてしまう
- 疑り深くて、なかなか心を開いてくれない
こんな反応に触れると
セラピストの私も、つい無意識に
「守り」に入っちゃうことがあります。
さらに、「この人は難しいな」と
心の中でジャッジしてしまうと
関係がギクシャクしてしまって…。
私もね
クライアントさんの予想外の反応に戸惑って
「どうしてこんなに上手くいかないん
だろう?」って感じたことがありました。
でも、よく考えてみると
それってクライアントさんにとっては
自然な「守るための反応」なんですよね。
セラピストが「その反応も当然だよ」
と受け止められるかどうかが
大事なんだと思います。
それと、もう一つ大切なのは
セラピスト自身が自分のトラウマと
向き合うこと。
知らず知らずのうちに
クライアントさんを傷つけないために
私たちにできる努力なのかなって。
3.クライアントの感じ方を
ジャッジしない
水島先生が本の中で
こんなことを書いていました。
「患者さんにとって、そう感じていること
そのものが現実なんです」と。
クライアントさんの感じ方を
「それは違うよ」
「不適切だよ」と否定してしまうと
セラピストは、その人の心の中で
起きていることをまるごと
否定してしまうことになる。
どんな感情も
その人の歩んできた道の中では
「正当」なもの なんですよね。
だから、ジャッジせずに
そっと受け止めることが
大切だなって思います。
私にも後悔していることがあって。
「もっと理解したい」
という気持ちで質問したつもりが
結果的にクライアントさんを
追い詰めてしまったことがあったんです。
ハコミセラピーの大事な姿勢に
「わからないことに
耐えながら寄り添う」
ってあるんですけど…。
その気持ちを忘れてしまうと
関係が崩れてしまうことを
身をもって感じました。
焦らずに、ゆっくり進むことが大事ですね。
4.セッションにおける
マインドフルネスの大切さ
こんなズレを乗り越えるために
私はセラピーにマインドフルネスを
取り入れることがすごく助けになるなって
感じています。
マインドフルネスって
「今この瞬間」に意識を向けて
ジャッジせずにありのままを
受け入れる姿勢ですよね。
セラピストがその意識を持つことで
クライアントさんのペースを尊重して
焦らずにそばにいることができる。
それに、クライアントさんが
「つい言ってしまった」言葉の
奥にある本当の気持ち
――たとえば恐れや悲しみ――を
感じ取る余裕も生まれるんです。
セラピスト自身が
マインドフルでいることで
無意識にジャッジしてしまうのを防いで
自分の感情を整えながら関わっていける。
まとめ
トラウマを抱えた
クライアントさんとのセッションでは
どうしてもズレが生まれやすいもの。
でも、そのズレを受け入れて
クライアントさんの歩幅に合わせて
寄り添っていくことが
信頼関係を築く鍵になるんですよね。
そのために
私が意識していることはこんな感じです。
・クライアントさんは
自分の体験をトラウマだと
気づいていないことが多い。
→だから、気づきには時間がかかるもの。
・クライアントさんの対人パターンで
セラピストが「守り」に入ってしまう
ことがある。
→それがセラピーの妨げになったり、
さらに傷つけてしまうことも。
・クライアントさんの感じ方は
その人の背景からすれば「正当」なもの。
→ジャッジせずに、その意味を
理解しようとする気持ちが大切。
・セッションにマインドフルネスを
取り入れる。
→クライアントさんのペースを尊重して
焦らずに寄り添える。
セラピストだって完璧じゃない。
私も、日々試行錯誤の連続です。
でも、こんなズレやジレンマがあることを
意識しているだけでも
クライアントさんとの関係を
より良く保てるんじゃないかなって思います。
そして、クライアントさんにも
「セラピストもこんな風に
感じることがあるんだ」
って知ってもらえたら
少し安心してもらえるかもしれませんね
セラピストとクライアント
お互いの理解が深まって
「癒しの場」を一緒に作っていけたら
素敵だなって思います。
今日も読んでくれて Thank you
庭のクリスマスローズ
体験セッション
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