アダルトチルドレンからの回復 【第2話】ロボットのように生きていた日々

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「感じる」ことを忘れて
ただ「進める」ことだけを選んでいた――。

こんにちは。
ライフアートレッスンの長岡由子です。

私はかつて、仕事や家庭の中で
「本当の気持ち」にふたをして
ロボットのように生きていました。

2014年のコラージュ ロボット的な雰囲気の作品

ここでは、そんな私が
心理セラピストになるまでの
心の道のりをお話ししています。

「いつも頑張っているのに、満たされない」
「親との関係に苦しんでいる」
そんなあなたに、
少しでもヒントになれば嬉しいです。

 

止まれなかった私

私ががんになったのは35歳のとき。
もう20年前になります。

当時の私は完全なワーカホリック。
優先順位はいつも

仕事>>体調・気持ち

研究開発という仕事柄もあり
夜遅くまで残業するのが日常でした。

 

心の中にはいつもこんな感じでした。

感情よりもスピードと効率が大事

役に立たなければ存在価値はない

私は健康だから大丈夫

今思えばそれは
心の奥の無価値観や自己否定を
隠すための必死の頑張り
でした。

 

でも、実際には・・・

疲れすぎて
週末は昼過ぎまで起き上がれず
身体も思うように動かない。

自分に意識が向かなくて
夏でも冬の靴下を履いていたり
同じズボンを履き続けて
お尻が擦り切れるまで気づかなかったり。

こんな状態にもかかわらず
自分の心身のサインを完全に無視して
私は走り続けていたんです。

2011年に描いた絵です
疲労感やイライラなどを表しています。

 

感情はどこへいった

セラピストになった今
あの頃の自分に伝えたいです。
「立ち止まっても大丈夫だよ」

けれど当時の私は

「感じるってなに?
 するべきことが先でしょ?」

そうやって感情を切り離し、
自分のニーズを「無かったこと」にして
生きていました。

背景にはこんな思い込みがありました。

 迷惑をかけてはいけない

 役に立たないと価値がない。

 認められなければ生きている意味はない。

それはまさに、
幼いころから染みついていた
アダルトチルドレン特有の生き方のクセ

「休みたい」「頼りたい」
そんな人として自然な願いすら
自分には許されないと
信じ込んでいたんです。

もしかしたら、あなたも
「感じること」より「すべきこと」を
優先してしまうこと、ありませんか?

もしそうなら、どんな思い込みや信念が
影響していると思いますか?

 

自動操縦で生きていた日々

当時の私は、
心を切り離したロボットのようでした。

一言で表現するなら
「自動操縦モードオン」

外から見れば元気に頑張っているけれど
内側では疲労と虚しさに
押しつぶされそうになっていました。

未来を思うと重くて、
絶望感を感じることもありました。

実際に
「いつ死んでも別にいいし」
そんな風に思うこともあったんです。

そんな私は35歳で乳がんになり
はじめて立ち止まることになりました。

次回は
「父の死、重い母との同居生活のはじまり」
というテーマでお届けします。
お楽しみに

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