もうすぐ 終戦記念日ですね。

世界の目を向けると、現在も
ロシアによるウクライナへの軍事侵攻が
まだ続いているし、先日まで台湾周辺では
中国軍が軍事演習していました。

こうやって、人間はいつまでも
戦争を続けていくのかなぁ・・・・
ちょっと遠い目になってしまいます。

 

 

こういう争い事に接した時
色んな反応がありますね。

 

*やられたらやり返せ!
  そうでないと舐められる

*反応せず放っておいてやりすごせ

*相手の機嫌をとって危険を避けろ

 

どれも、これまで身を護るために
役に立ってきた反応だと思います。

でも、心理セラピストをしていて
思うのは・・・・

こういう争いの【しわ寄せ】は、
確実に、感受性の強い 優しい人々の心
かぶってくるんだよなぁ・・・・ということ

 

それも、世代を通じて・・・。

 

私はアダルトチルドレンの根本原因には
戦争の影響とその世代連鎖があると
思っています。

もし良かったら
少しおつきあいいただけたら・・
と思います。

 

 

 

戦争が精神に及ぼした影響

去年みつけたこの動画
ご覧になった方もおられるかもしれません。

https://youtu.be/v0VEVFdYfLo

クローズアップ現代
戦場のトラウマで精神疾患に…
戦後も続く元兵士や家族の苦しみ

 

戦地でのストレスなどが原因で
発症した「戦争神経症」についてです。
本当に心が痛みます。

 

この動画をみて思うことは
このような激しい症状で苦しむ人がいる
ということは・・・

私たちの身近なところにも
症状は軽くても苦しんでいる人
たくさんいるだろう・・ということです。

 

いわゆる【毒親】と言われる人たちは
戦争の影響を受けた人たち
なのかもしれないと思うのです。

 


昨年のあさがおです

 

 

心が弱いのではなく
神経系の自然な反応

昔はこういう人たちは
心が弱いと思われていたのですよね。
だから本人も家族も隠してきた。

心が弱い思われると
役に立たない者として世間から排除され
生きていけなかったからです。

 

でも最近では
トラウマや過度なストレスが
神経系にどんな影響を及ぼすかが
明らかになってきました。

この人たちが弱いのではありません。
誰にでも起こりうる自然な反応
なのです。

 

トラウマを抱えた人たちは
過覚醒(興奮した状態)と
低覚醒(麻痺したり鈍麻した状態)の間を
いったりきたりすると言われています。

 

 

ポリヴェーガル理論を
ご存じですか?

ポリヴェーガル理論とは
スティーブン・ボージェス先生が1995年に
提唱した自律神経に関する理論なのですが・・・

最近はヨガの世界でも取り入れられて
いるようですね。

 

図を使って簡単に説明すると・・
(頑張って作ってみました

図の上側は神経が高ぶった状態
下側は神経が鈍くなった状態を表しています。

 

図の赤い部分を見てください。
ここは 過覚醒といって
交感神経優位の神経の状態です。

 

過覚醒というのがどういう状態かというと・・・

  • 感受性が増加(過度に敏感)
  • 感情的に反応しがちになる
  • 侵害されている感覚がする
  • 認知処理の混乱 視野が狭くなる

といった状態です。

あなたも心当たりありますよね。
神経が高ぶっている時って、
誰でもそうなりますよね。

 

これとは逆に
図の青い部分は低覚醒といいます。
背側迷走神経が優位の状態です。

  • 感覚がほとんどない
  • 感情の麻痺
  • 身体的な動きが低減する
  • 認知処理の障害

が低覚醒の特徴です。
心身にストレスが重なって疲れ切った時
あなたも経験したことがあるかもしれません。

 

そして真ん中の緑の部分
心理セラピーの世界では
【耐性領域】と呼んでいます。

ここは
人が人間らしく他人と関われる領域。
腹側迷走神経が優位の状態です。

 

人は、通常の穏やかな状態の時は
この図のように緑色の領域にいます。

この領域では
色んな事に気づけるし、知恵も働きます。
他の人とも、穏やかで建設的な
コミュニケーションがとれます。

 

 

ところが・・
戦争や虐待、長期にわたるストレスなどの
トラウマ的な状態が続くと、人の神経系は
こんな反応を示すようになるのです。

↓ ↓ ↓

上との違い、わかりますか?

過覚醒と低覚醒をいったりきたり・・
穏やかな状態にいることができない

 

だから・・・

 

暴言を吐いたり
急に怒り出したり
暴力的だったり

偏屈だったり
頑固だったり
高圧的で人の話を聞けなかったり

あるいは
強い恐怖心をもっていたり
不安で仕方なかったり
すぐに感情的になったり

さらに
自分を見失っていたり
感覚がマヒしていたり
ものすごく従属的だったり・・

すごく疲れてしまう・・・。

 

もしかしたら
いわゆる【毒親】と言われる人たちは
こういう人たちもなのかもしれません。

 

 

さらに、影響はそれだけではなくて
こんな辛い状態の養育者に
育てられた子供も・・・

やはり、その神経系の影響を
受けて辛い状態になってしまいます。

 

ということで、私は、
アダルトチルドレンの根本原因には
戦争の影響とその世代連鎖があるのでは?
と思うのですよね。

 

マインドフルネスは
耐性領域を広げる

こういったことが理解されるようになり
セラピーの世界も経験が蓄積され
今は様々な方法でトラウマを癒すことが
できるようになってきています。

実は、マインドフルネス
感情や感覚に寄り添う体験を
続けていくと・・

耐性領域を広げていくことができる
と言われているんですよ。

 

自分自身の感情の起伏に
困ったなぁ・・と思っている方

やたらと疲れてしまって
動けないよー-という方

毒親の影響で苦しんできたのに
自分も同じことしてるなぁ・・
と困っている方

 

マインドフルネスの時間を重ねることで
本来のあなたらしく、生き生きと
人と関われるようになるかもしれません。

 

もしよかったら、
マインドフルネスのセッション
試してみてくださいね

 

こちらも参考にしてみてくださいね。

ちょっと不思議な心の旅 マインドフルネスの自己探求

それでは~

今日も読んでくれて Thank you 


水やり中に救出したセミ 綺麗です。
この後、木と間違えられたのか
口吻をギューーーっと刺されました。
痛いヨ

 

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