誰かのために生きている
優しい人

自分を犠牲にしても
誰かのために行動
してしまう
優しい人が多いなぁ・・・

セッションしていると
ちょくちょくそう感じることがあります。

 

なんでそこまで
【自分じゃない誰か】のために
自分の時間や楽しみを
削ってしまうんだろう?

 

この【自分じゃない誰か】ってね
ご両親や旦那さんや子供さん
大切な友人だったりします。

しかも、そうすることが
当たり前になっていて、
そうしないと
罪悪感を感じてしまう・・

どうでしょうか?
あなたにも、心当たりないですか?

 

 

実は私も
自己犠牲してました

こんな風に書いている私も
実はずっと同じような想いを
抱えていたんです。

 

私の場合は母にでした。

私の母は生まれて半年で
母親を亡くしています。
その影響なのか
気分のアップダウンが激しくてね

落ち込んで塞いだり
不機嫌になって怒ったりすることが
とても多かったのです。

 

特に
父の不倫問題が発覚したときは大変で
母は頭に円形はげを作り
一人で富士山の樹海に行ってしまったり・・と

子どもの私が見ても
かわいそうで放っておけない感じ
がありました。

 

だから、私はずっと
母に幸せになってもらいたくて
自分の時間や楽しみを制限して
母を優先することが多かったのです。

でもね・・どんなに母に尽くしても
穴の空いたバケツに水を注ぎ込むようで
その終わりのなさに疲れてもいました。

 

でも
母を放っておくことができなかった。

母は私にとってとても大切な人で
母を置き去りにして
自分だけが幸せになることに
罪悪感があったのです。

 

 

気づきをくれる本
ーとなりの脅迫者

いかがでしょうか?

私の体験談を読んで
『私も・・・』って思った方も
おられるかもしれませんね。

 

今日はそんなあなたに、私たちの
苦しみの理由がクリアになる
1冊の本を紹介したいのです。

 

となりの脅迫者
スーザン・フォワード

 

怖いタイトルですよね

 

表紙には

家族・恋人・友人・上司の
言いなりをやめる方法

とあります。

 

んん?
と思われるかもしれません。

 

きっとね、

さっき私が書いたような
お悩みを抱えているあなたは
この本を手に取ろうとは
思わないはずです。

 

だって
脅迫されているなんて
思わないですものね。

それに・・
言いなりになっている
とも思わないでしょう。

 

少なくとも
当時の私はそうでした。

でもね、この本は
とても大切なことを教えてくれます。

 

ブラックメール
(心理的恐喝)という言葉

この本の中にね
エモーショナルブラックメール
(心理的恐喝)という言葉が出てきます。

あまり聞かない言葉なので
どんなものか、本の一節から紹介します。

エモーショナルブラックメールとは
身近な人が、直接的・関節的に

自分の想いどおりにさせてくれなければ
あなたを罰すると脅すことで、
私たちの心をあやつろうとするときに使う
強力な手段である

 

ふんふん、それで???
私とどんな関係があるの?

って思われるかもしれません。

 

別の一節を続けますね!

大切な人に向けて行われる
心理的恐喝すなわち、ブラックメールの
世界は混乱している。

この世にはたしかに
強力で明白なブラックメールを
発信する人がいる。

『おれと別れるなら、
 二度と子供には合わせない』

『私のプロジェクトを手伝わないなら、
 きみの昇進はおあずけだ』

―――

これらは明らかに脅しであり、
その意図に疑問の余地はない。

ところが、それよりももっと多いのが、
おおむね良好で
前向きな人間関係のなかで発信される、
より微妙なかたちでのブラックメールだろう

 

微妙なかたち

 

そう・・・

けっこうブラックメールは
日常にあふれているんです。

たとえばこんな感じです。

==============

窓を開けて欲しいときに
『窓をあけてもらいないかしら』
と言うのではなく

『あーあ、誰か窓を開けてくると
 うれしいんだけどなという。

==============

 

わかりますよね?

 

2つめのセリフを言われた時の
モヤっとくる後味の悪さ・・
気持ちよく窓をあけてあげられない感覚。

こんな時、あるいは冗談と捉えて、
『はいはい(^^)』と窓を開けてあげる
機転を利かせた展開もあるかもしれませんが。

 

 

思い返すと子ども時代の私にも
こんな記憶があります。

==============

小学生の頃、友達の所に遊びに行って
夕食を食べて帰らないかと誘われて
母に電話をした時

『友達のところでご飯食べて帰ってもいい?』
と聞いた瞬間、母が急に怒って
電話がガシャンと切れた体験。

==============

 

そう・・結構ある。

 

私も旦那さんにやったことがあるし
職場でもやったりやられたり
たくさんあったように思います。

 

日常的な会話の中で、
それとなく要求をほのめかす。
・・・それが、ブラックメール・・・

怒ったり、イヤミを言ったり
泣いたり、大変だと訴えたりと
色んな味付けをして・・ね

 

 

これってよくあることで、
全部が問題ってわけではありません。

むしろ、伝えにくい時に
やんわりと要求を伝える
良い手段になることもあります。

 

ただ、これが繰り返された結果

自分の希望や幸せを犠牲にしてでも
相手の要求に沿わないといけない。

そんな感じになってしまっているなら・・

それはもう結果的に
ブラックメールの餌食
になっていると言わざるを得ないです。

 

きゃーーー

 

 

ブラックメールを受け取った人の
心の中の霧(FOG)

では、ブラックメールを受け取った私たちに
どんなことが起こるのでしょうか?
この本にはこう書かれています。

ブラックメールは
私たちの思考の真下に広がる
FOG(霧)の中で花開く

 

 

FOGというのは

恐怖心(Fear)

義務感(Obligation)

罪悪感(Guilt)

の頭文字です。

 

この3つの感情が起こってきて
私たちに自分の希望や幸せを犠牲にして
相手に尽くす行動を起こさせるんです。

一つ一つみていきますね。

 

恐怖心(Fear)

よくあるのは
見捨てられ恐怖かもしれません。

相手の言うことをきかないと
自分の居場所がなくなる。

相手の言うことをきかないと
愛してもらえない。

そんな恐怖感を
かきたてられること、ありますよね。

 

 

もう1つのよくあるパターンは
怒っている人が怖いというもの。
暴力の場合もあるかもしれません。

言うことをきかないと
激しく怒られる。それが怖い。

言うことをきかないと
ひどい目にあう。そんな目に合いたくない。

そういう状況があると
私たちは相手に合わせざるを得なくなります。

 

 

義務感(Obligation)

正しい人でありたい。
良い人間でありたい。

優しい人はそう思って、
献身的であることが多いものです。

その献身的な優しさに
ブラックメールが忍び込む
こともよくあります。

 

 

例えば母親のこんなセリフ
いい娘なら
 もっと母親と時間を過ごすものよ』

 

旦那さんのこんなセルフ
『ぼくは家族のために身を粉にして働いて
 いるんだ。せめてきみにできることは、
 ぼくが帰ってきたときにちゃんと
 家にいることだ』

 

お父さんさんのこんなセリフ
『父親を敬うものだ』

 

友人のこんなセリフ
『あなたがあの男と家を出るから
 支えになってほしいと言ってきたとき、
 あたしはあなたの味方になってあげたのよ。
 そのあたしがいま頼んでいるのは、
 たかが2千ドル貸してほしいっていうこと。
 あたしはあなたの親友じゃないの!』

 

子どもからの
こんな思いもよらぬパターンもあるかも?
『私はお母さんのせいで引きこもりになった。
 その私はいま、お母さんに〇〇をして欲しい。
 私はあなたの大事な娘よね?

 

いかがでしょうか?

 

こんなセリフを投げられると、
グラッと自分軸を外されて
相手の言う通りにするのが
正しいように感じてきませんか?

 

このパターンは、
上に書いたようなセリフ(言葉)だけじゃなく
暗黙のルールとして
優しく献身的な人の心に忍び込んで
くることも多いように思います。

宗教的な教えや教育の場での
よき人であれというメッセージも
ブラックメールになることがあります。

 

↑猫かと思ったらアライグマらしいです

 

 

罪悪感(Guilt)

さて【罪悪感】ですが、

一言でいうなら
全部自分のせいということかな。

例えば相手からこんな言葉が来ると
誰でも何も悪いことをしていなくても
胸に突き刺さるものです。

 

私はいまひどい気分だ
(ひどい気分なのはおまえのせいだ)

私はひどい風邪をひいた
(風邪をひいたのはおまえのせいだ)

私が飲みすぎるのはわかっている
(私が酒を飲みすぎるのはおまえのせいだ)

今日は職場でさんざんな目にあった
(さんざんな目にあったのはおまえのせいだ)

 

責任転嫁されちゃってるの・・

それが胸に刺さり、
罪悪感を感じてしまう。

いやいや・・・辛いよね

 

 

あるいは・・・
相手が何も言わなくても
反応してしまう人もいます。

例えば
相手が怒ったり
黙りこんだり
不機嫌になったときに

私のせいかな?と
過剰に責任を感じてしまう。

そんな人もおられるかもしれません。

 

 

また罪悪感の別のパターンとして

自分の
欲しいものがあるときや希望があるときに

それを口にするのは
自分勝手な感じがして
言葉にできない

そんな罪悪感もありますね。

だから、欲求や希望を
抑え込んでしまう・・・

自分の希望やニーズを否定しまう人に
ありがちなパターンです。

 

内面の違和感を大切に!

いかがだったでしょうか?

誰かのために自分を犠牲にしてしまうこと。
その背後の潜むブラックメール。

ブラックメールは実は日常にあふれていて
私たちはブラックメールに出会うと

F Fear(恐れ)
O Obligation(義務感)
G Guilt(罪悪感)

にまかれて、自分を後回しにしてしまう。

そんなお話でした。

 

 

もし、自分にも心当たりがある!って方は
どうかご自身の内面を優しくみてあげて!
小さな違和感
モヤモヤ
大切にしてあげて下さい

 

勇気がいることかもしれません。

でも、あなたにとって大切なことを
教えてくれている違和感やモヤモヤだと
思うのです。

 

そして、もしよかったら
その違和感やモヤモヤを
マインドフルネスのセラピー
紐解き、癒していきませんか?

怖れや
過度な義務感
不合理な罪悪感から脱出して・・

あなたが明るい未来を歩む
サポートさせていただけたら嬉しいです

今日も読んでくれて Thank you 

 

ちょうちんあんこう編みました
かわいいでしょ(笑)

 

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